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Looser’ Spositive&active NEWS~観察・記録・報告~

皆さんこんにちは!

株式会社Looser’ Spositive&activeです。

 

~観察・記録・報告~

 

訪問介護員は、利用者の食事や入浴、排せつ、掃除などを支援するだけではありません。

定期的に自宅を訪問し、利用者の生活や体調の変化を最も身近な場所で確認する役割も担っています。

病院の診察では問題がなかった方でも、自宅へ戻ってから体調が変化することがあります。また、利用者本人が不調に気づいていなかったり、家族に心配をかけたくないという理由から、症状を伝えなかったりすることもあります。

訪問介護員が「いつもと違う」と気づき、適切に記録・報告することで、病気の悪化や事故を防げる可能性があります。

今回は、訪問介護の質を支える観察、記録、報告のスキルについてご紹介します📋

「いつもの状態」を知ることが観察の基本

利用者の変化に気づくためには、普段の状態を知っておく必要があります。

顔色、表情、声の大きさ、会話の内容、歩き方、食事量、排せつの状況、部屋の状態など、日頃の様子を把握しておくことで、小さな違いを見つけやすくなります。

例えば、もともと食事量が少ない方と、普段は完食しているのに突然食べなくなった方では、同じ食事量でも意味が異なります。

数値だけを見るのではなく、その利用者にとって通常の状態と比べることが大切です。

訪問したときに「何となく元気がない」と感じることもあります。その感覚をそのままにせず、顔色、返事、姿勢、室温、食事、水分などを確認し、違和感の理由を具体的に探します🔍

顔色・呼吸・表情を観察する

訪問時には、まず利用者の顔色や表情を確認します。

顔が青白い、赤みが強い、唇の色が悪い、汗を大量にかいているといった変化がないかを見ます。

呼吸がいつもより速い、肩で息をしている、会話の途中で息切れする、咳や痰が増えている場合には、呼吸器や心臓の問題が隠れている可能性があります。

利用者が「大丈夫」と話していても、明らかに呼吸が苦しそうな場合には注意が必要です⚠️

胸の痛み、強い息苦しさ、意識がもうろうとしているなど、緊急性が高い状態では、事業所の手順に従って迅速に対応します。

訪問介護員が病名を判断することはできませんが、異常を見逃さず、必要な専門職へつなぐことはできます。

食事と水分から体調を読み取る

食事量や水分量の変化は、体調不良のサインになることがあります。

冷蔵庫に以前の食事が残ったままになっている、配食サービスの弁当にほとんど手をつけていない、飲み物が減っていないなどの状況があれば、理由を確認します🍱

食欲不振の原因は、発熱、便秘、口内炎、歯の痛み、薬の副作用、気分の落ち込みなどさまざまです。

「食べてください」と促すだけでなく、「口の中に痛いところはありませんか」「気持ち悪さはありませんか」と尋ねます。

特に暑い時期や暖房を使用する季節は、水分不足に注意が必要です。

尿量が少ない、口の中が乾いている、皮膚が乾燥している、ふらつきがあるなどの場合は、脱水の可能性も考えられます。

ただし、病気によって水分制限を受けている方もいるため、自己判断で大量の水分を勧めず、支援計画や指示内容を確認することが大切です。

排せつの変化を見逃さない

排せつ状況は、健康状態を判断するための重要な情報です。

便が何日も出ていない、下痢が続いている、便に血が混じっている、尿の色が濃い、排尿時に痛みがあるなどの変化がないかを確認します。

利用者によっては、排せつの話を恥ずかしいと感じることがあります。

人前で大きな声で聞くのではなく、プライバシーに配慮して確認することが必要です🚻

おむつ交換を行う場合は、排せつ物の状態だけでなく、皮膚の赤みや傷も確認します。

同じ姿勢で寝ている時間が長い方では、腰、背中、かかとなどに赤みが生じることがあります。赤みが消えない場合や皮膚が傷ついている場合は、速やかに報告します。

早い段階で対応することで、皮膚状態の悪化を防げる可能性があります。

動作と歩行から変化を見つける

立ち上がりや歩行の様子にも、体調の変化が表れます。

いつもより立ち上がるまでに時間がかかる、片足を引きずっている、体が一方へ傾いている、家具につかまる回数が増えたなどの変化に注意します。

転倒していても、利用者が家族や訪問介護員へ話していない場合があります。

体にあざや傷がある、家具の位置がずれている、床に物が散らばっているなどの状況から、転倒の可能性に気づくこともあります。

「どうして転んだのですか」と責めるように聞くのではなく、「どこか痛いところはありませんか」「何か困ったことはありませんでしたか」と安心して話せる聞き方をします。

突然片側の手足に力が入らない、ろれつが回らない、顔の片側が下がっているなどの変化は、緊急性が高い可能性があります。ためらわず、定められた連絡手順に従うことが重要です。

生活環境から分かる変化

訪問介護では、利用者の部屋や生活環境も大切な観察対象です🏠

以前は整理されていた部屋に物が散乱している、洗濯物がたまっている、ゴミが増えている、同じ商品が大量に購入されているなどの変化は、身体機能や認知機能の低下を示している場合があります。

電気やガスの消し忘れ、薬の飲み忘れ、賞味期限切れの食品が増えている場合も注意が必要です。

ただし、訪問介護員の価値観で「部屋が汚い」「生活が乱れている」と決めつけてはいけません。

利用者にはそれぞれ長年続けてきた生活習慣があります。以前と比べて何が変わったのか、その変化によって安全や健康にどのような影響があるのかを考えます。

客観的で分かりやすい記録を書く

観察した内容は、他の支援者にも伝わるように記録します📝

記録を書く際には、感想ではなく、確認した事実を具体的に書くことが大切です。

「元気がなかった」だけでは、どのような状態だったのか伝わりません。

「訪問時、普段は玄関まで歩いて来られるが、本日は居室のベッドで横になっていた」「声かけへの返答が通常より小さく、朝食は半分残っていた」など、見たことや聞いたことを具体的に記載します。

利用者が話した内容は、「本人より『昨夜は足が痛くて眠れなかった』との発言あり」のように、本人の言葉として区別します。

訪問介護員の判断と、利用者が話した事実を混同しないことが重要です。

緊急性に応じた報告

すべての変化を同じ方法で報告するわけではありません。

命に関わる可能性がある状態では、記録を後回しにしてでも迅速な連絡が必要です。

一方で、数日かけて見守れる変化であれば、サービス提供責任者へ報告し、支援者間で対応を検討します。

どのような状態になったら誰へ連絡するのか、事業所の手順を日頃から確認しておくことが大切です📞

報告するときは、利用者の名前、発生した時間、確認した状況、本人の訴え、行った対応などを簡潔に伝えます。

「何となく変です」だけでは判断が難しいため、具体的な情報を整理します。

多職種との情報共有

訪問介護には、訪問介護員だけでなく、ケアマネジャー、医師、看護師、薬剤師、リハビリ職、福祉用具専門相談員など、さまざまな専門職が関わります。

訪問介護員が発見した小さな変化を共有することで、薬の見直し、福祉用具の導入、介護サービスの変更、受診などにつながることがあります。

例えば、「最近、ベッドから立ち上がるときにふらつく」という情報から、手すりの設置や歩行器の導入が検討されるかもしれません。

「薬が毎日残っている」という情報から、服薬方法や支援内容の見直しにつながることもあります💊

支援者がそれぞれ別の方法で対応すると、利用者が混乱します。情報を共有し、支援方針をそろえることが大切です。

訪問介護員が医療判断をしないことも重要

観察力は必要ですが、訪問介護員が病気を診断したり、薬の量を変更したりすることはできません。

「この症状は風邪だろう」「この薬は飲まなくてもよいだろう」と自己判断すると、重大な結果につながる可能性があります。

訪問介護員の役割は、変化を見つけ、事実を記録し、適切な専門職へ報告することです。

自分の役割と限界を理解することも、専門職に求められる大切なスキルです。

まとめ

訪問介護員の観察、記録、報告は、利用者の健康と安全を守る重要な仕事です。

顔色、呼吸、食事、排せつ、歩行、生活環境など、日常のさまざまな場面から変化を読み取ります。

そして、気づいた内容を客観的に記録し、緊急性に応じて適切な相手へ報告することで、必要な支援につなげます。

訪問介護員は医師や看護師ではありませんが、利用者の普段の生活を知っているからこそ発見できる変化があります。

「いつもと違う」という小さな気づきを大切にすることが、大きな事故や体調悪化を防ぐ第一歩になります🔍📝✨

Looser’ Spositive&active NEWS~負担の少ない身体介護~

皆さんこんにちは!

株式会社Looser’ Spositive&activeです。

 

~負担の少ない身体介護~

 

訪問介護で提供されるサービスの中には、食事介助、排せつ介助、入浴介助、着替え、体位変換、移乗、歩行介助などの身体介護があります。

身体介護は、利用者の体に直接触れて行う支援です。そのため、正しい技術を身につけていなければ、利用者の転倒や皮膚損傷、痛み、骨折などにつながる危険があります。

また、介助する訪問介護員自身が腰や肩を痛めてしまう可能性もあります。

安全な身体介護を実現するためには、力任せに持ち上げるのではなく、利用者の体の状態や残っている力を理解し、無理のない方法で支援するスキルが必要です💪

利用者の状態を確認してから介助する

同じ利用者でも、その日の体調によって必要な介助は変わります。

昨日は自分で立ち上がれた方でも、睡眠不足、発熱、血圧の変化、痛み、薬の影響などにより、今日は力が入りにくい場合があります。

「いつもできているから大丈夫」と決めつけず、介助を始める前に体調を確認することが重要です。

顔色は悪くないか、息苦しさはないか、めまいや痛みはないか、手足に力が入るかなどを確認します🔍

利用者本人に「今日は立てそうですか」「どこか痛いところはありませんか」と尋ねることも大切です。

ただし、本人が「大丈夫」と答えていても、動作の様子に違和感がある場合は慎重に対応します。無理に立たせたり歩かせたりせず、必要に応じてサービス提供責任者へ相談します。

残っている力を生かす介助

訪問介護の目的は、利用者の代わりにすべてを行うことではありません。

利用者が自分でできる部分は自分で行い、難しい部分だけを支援することが基本です。

例えば、上着を着る際に片方の腕を通せるのであれば、その動作は利用者に行ってもらいます。立ち上がるときに手すりを使えば立てる方であれば、訪問介護員が体を持ち上げるのではなく、バランスを支えます。

自分で体を動かす機会を失うと、筋力や関節の動きが低下し、以前できていたことができなくなる可能性があります。

時間がかかるからといって、訪問介護員がすべて代わりに行うことは、必ずしも親切とは限りません。

利用者の動きを待つことも介護技術の一つです⏳

本人ができたことを認め、「今日はここまでご自分でできましたね」と声をかけることで、自信や意欲の維持にもつながります。

正しい姿勢とボディメカニクス

身体介護では、体の仕組みを利用して少ない力で安全に介助する「ボディメカニクス」の考え方が重要です。

介助者が足を閉じたまま腰を曲げ、腕の力だけで利用者を持ち上げようとすると、腰へ大きな負担がかかります。

足を適度に開いて支持基底面を広くし、膝を曲げて重心を低くすると、姿勢が安定します。また、利用者と介助者の体を近づけることで、少ない力で支えやすくなります。

体をひねった状態で持ち上げることは避け、足を動かして体全体の向きを変えることも大切です。

訪問介護員が腰を痛めてしまえば、継続して支援することが難しくなります。

利用者の安全だけでなく、自分自身の体を守ることも、専門職として重要なスキルです🧘

移乗介助で大切な準備

ベッドから車いすへ移る移乗介助では、動作を始める前の準備が安全性を左右します。

車いすのブレーキがかかっているか、フットサポートが上がっているか、床に滑りやすいものがないか、利用者の足が床についているかなどを確認します。

車いすを置く位置や角度も重要です♿

利用者の力が入りやすい側や、動きやすい方向を考えて配置します。

準備が不十分なまま立ち上がると、途中で車いすが動いたり、足が引っかかったりして、転倒につながる可能性があります。

介助する前には、「今から立ち上がります」「一、二、三で立ちましょう」と声をかけます。

突然体を動かされると、利用者が驚いて力を入れられないことがあります。動作のタイミングを合わせることで、利用者自身の力を生かしやすくなります。

食事介助に必要な観察力

食事介助では、食べ物を口へ運ぶだけでは不十分です。

利用者が安全に飲み込めているか、むせていないか、口の中に食べ物が残っていないかなどを確認する必要があります🍚

寝たままの姿勢や、あごが上がった姿勢で食べると、誤嚥の危険が高くなる場合があります。

できるだけ安定した座位を整え、足が床や足台についている状態にします。ベッド上で食事をする場合は、上半身を起こし、体が左右へ傾かないように調整します。

一口の量を多くしすぎず、利用者が飲み込んだことを確認してから次の一口を運びます。

急かさず、本人のペースに合わせることが重要です。

食事中に何度もむせる、声がかすれる、呼吸が苦しそうになる、食後に痰が増えるなどの変化がある場合は、誤嚥の可能性も考え、速やかに報告します。

排せつ介助では尊厳を守る

排せつは非常にプライベートな行為です。

介助を受ける利用者は、恥ずかしさや申し訳なさを感じている場合があります。

必要以上に体を露出させない、扉やカーテンを閉める、周囲に聞こえるような声で排せつの内容を話さないなど、プライバシーへの配慮が欠かせません🚪

おむつ交換では、皮膚の赤み、傷、ただれ、腫れなどを確認します。

汚れを強くこすると皮膚を傷つけるため、やさしく拭き取り、清潔な状態を保ちます。

排尿や排便の回数、量、色、におい、硬さなどは、利用者の健康状態を知る手がかりになります。いつもと大きく違う場合は、記録して報告します。

排せつ介助は清潔を保つためだけではなく、体調変化を発見する大切な機会でもあります。

入浴介助では転倒と体調変化に注意する

浴室は、訪問介護の中でも事故が起こりやすい場所です。

床が濡れて滑りやすく、室温差によって血圧が変化する可能性もあります🛁

入浴前には体調を確認し、浴室や脱衣所の温度、床の状態、手すり、シャワーチェアなどを確認します。

お湯の温度は、訪問介護員の感覚だけで判断せず、利用者にも確認します。高齢者は温度を感じにくくなっている場合があるため、熱すぎないよう注意が必要です。

入浴中は、顔色、呼吸、発汗、会話の様子などを観察します。

「気持ちいい」と話していても、顔が赤くなり、息が荒くなっている場合には、早めに浴槽から出てもらう必要があります。

浴槽をまたぐ動作では、片足立ちになる時間をできるだけ短くし、手すりを活用します。利用者の能力に合わない方法で無理に入浴させることは危険です。

福祉用具を正しく活用する

訪問介護では、車いす、歩行器、手すり、スライディングボード、介護ベッド、リフトなどの福祉用具を使用することがあります。

福祉用具を活用すると、利用者と介助者双方の負担を軽減できます。

ただし、正しく使用しなければ事故につながります。

車いすのブレーキやタイヤの状態、歩行器の高さ、介護ベッドの位置などを確認し、不具合があれば使用を中止して報告します🛠️

使い方が分からない福祉用具を自己流で操作してはいけません。

サービス提供責任者、福祉用具専門相談員、理学療法士などから正しい方法を確認し、支援者間で介助方法を統一することが大切です。

事故が起きそうな状況を予測する

安全な介護では、事故が起きてから対応するのではなく、事故につながる危険を事前に予測する力が求められます。

床に物が置かれている、照明が暗い、スリッパが滑りやすい、ベッドからトイレまでの動線に段差があるなど、自宅にはさまざまな危険があります。

利用者がどのような動きをするのかを想像し、転倒しやすい場所を確認します。

ただし、訪問介護員の判断で家具を勝手に移動したり、生活環境を変更したりすることはできません。

利用者の希望を確認し、必要に応じて家族やケアマネジャーへ相談します。

まとめ

訪問介護における身体介護は、利用者を力で持ち上げたり、すべての動作を代わりに行ったりすることではありません。

その日の体調を確認し、利用者が持っている力を生かしながら、安全に動作を支えることが大切です。

正しい姿勢やボディメカニクス、福祉用具の活用、事故を予測する観察力など、さまざまなスキルを組み合わせることで、負担の少ない介助が実現します。

また、排せつや入浴などの支援では、利用者の尊厳やプライバシーを守る姿勢も欠かせません。

利用者と訪問介護員の双方が安心できる介護を提供するためには、知識と技術を継続的に学び、現場で振り返りを重ねることが重要です🛏️♿✨

Looser’ Spositive&active NEWS~コミュニケーションスキル~

皆さんこんにちは!

株式会社Looser’ Spositive&activeです。

 

~コミュニケーションスキル~

 

訪問介護の仕事では、食事、入浴、排せつ、着替え、掃除、洗濯、買い物など、利用者の日常生活を支えるさまざまなサービスを提供します。しかし、訪問介護員に求められるのは、身体介護や生活援助の技術だけではありません。

訪問介護で特に重要になるのが、利用者や家族との信頼関係を築くコミュニケーションスキルです😊

訪問介護員は、利用者が生活している自宅へ訪問します。施設とは違い、利用者にとって自宅は、長年の思い出や生活習慣が詰まった大切な場所です。その空間へ入って支援を行うため、利用者の気持ちや価値観を尊重する姿勢が欠かせません。

どれほど介護技術が高くても、利用者に不安や緊張を与えてしまえば、安心してサービスを受けてもらうことは難しくなります。訪問介護では、会話を通じて利用者の思いを理解し、安心できる関係を少しずつ築いていく必要があります。

話す力よりも大切な「聴く力」

コミュニケーションというと、話題を提供したり、分かりやすく説明したりする力を思い浮かべるかもしれません。しかし、訪問介護の現場では、自分が話すこと以上に、利用者の話を丁寧に聴く力が重要です👂

利用者の中には、家族と離れて暮らしている方や、外出の機会が減り、人と会話する時間が少なくなっている方もいます。訪問介護員との会話を楽しみにしている方も少なくありません。

ただし、利用者の話を聴く目的は、単に寂しさを和らげることだけではありません。

「今日は食欲がない」「昨日はよく眠れなかった」「最近、立ち上がるとふらつく」「薬を飲んだか分からなくなる」といった言葉には、体調や生活状況の変化が隠れていることがあります。

利用者の話を途中で遮らず、表情や声の大きさ、話す速さなどにも注意しながら聴くことで、小さな異変を発見できます。

相づちを打つ、相手の言葉を繰り返す、「それは大変でしたね」と気持ちに寄り添うなど、利用者が安心して話せる雰囲気をつくることが大切です。

利用者のペースに合わせて会話する

高齢になると、言葉がすぐに出てこなかったり、質問の内容を理解するまでに時間がかかったりすることがあります。

訪問介護員が急かしてしまうと、利用者は「うまく話せない」「迷惑をかけている」と感じ、自信を失う可能性があります。

返事がすぐに返ってこなくても、少し待つことが必要です⏳

質問をするときは、一度に多くのことを尋ねるのではなく、一つずつ簡潔に伝えます。

例えば、「今日は体調はいかがですか。朝ご飯は食べましたか。薬は飲みましたか」と続けて尋ねると、何から答えればよいのか分からなくなることがあります。

「今日は体調はいかがですか」と聞き、返事を待ってから「朝ご飯は食べられましたか」と確認することで、利用者は落ち着いて答えやすくなります。

また、専門用語や難しい表現は避け、利用者に伝わりやすい言葉を選ぶことも重要です。

言葉以外のサインを読み取る

コミュニケーションは、言葉だけで行うものではありません。

利用者の表情、視線、姿勢、動作、声の調子などからも、多くの情報を得ることができます🔍

「大丈夫です」と答えていても、表情が暗かったり、いつもより動作が遅かったりする場合には、本当に問題がないのか慎重に確認する必要があります。

痛みを我慢している方や、家族に心配をかけたくないという思いから、体調不良を隠す方もいます。

普段の様子を知っている訪問介護員だからこそ、「いつもと違う」という変化に気づけることがあります。

訪問時には、顔色、呼吸の様子、歩き方、部屋の状態、食事の残り方なども自然に確認します。ただし、監視されているような印象を与えないように配慮することも大切です。

認知症の方とのコミュニケーション

認知症のある利用者との会話では、相手の言葉や行動をすぐに否定しないことが大切です。

例えば、実際には食事を済ませていても、「まだご飯を食べていない」と話すことがあります。

その際に、「さっき食べたでしょう」「忘れたのですか」と強く否定すると、利用者は責められたように感じ、不安や怒りが強くなることがあります。

「おなかが空いたのですね」「何か食べたいものはありますか」と気持ちを受け止めたうえで、状況に応じた対応を考えます🍵

認知症の方が話している内容が事実と異なっていても、その方が感じている不安や寂しさは本物です。

正しいことを説明するよりも、まず安心してもらうことを優先する場面もあります。

表情を穏やかにし、ゆっくりとした口調で話す、正面から声をかける、名前を呼んでから話し始めるなどの工夫も効果的です。

家族とのコミュニケーションも重要

訪問介護では、利用者本人だけでなく、家族との関係づくりも重要です。

家族は、介護に対する不安や疲れ、将来への心配を抱えていることがあります。家族の話にも耳を傾け、訪問時の利用者の様子を分かりやすく伝えることが必要です。

ただし、家族の希望をすべてそのまま受け入れるのではなく、利用者本人の意思を尊重しなければなりません。

例えば、家族は「危ないから何もさせないでほしい」と考えていても、利用者本人は「できることは自分でやりたい」と希望している場合があります。

利用者の安全を守りながら、本人の力や希望を生かす方法を考えることが訪問介護員の役割です。

家族だけで判断するのではなく、サービス提供責任者やケアマネジャーと情報を共有し、支援方針をそろえることが大切です📋

適切な距離感を保つ

利用者と信頼関係を築くことは大切ですが、友人や家族と同じ関係になるわけではありません。

訪問介護員には、専門職として適切な距離感を保つスキルが求められます。

利用者から個人的な連絡先を聞かれたり、金銭や高価な贈り物を渡されそうになったりすることがあります。親切心から個人的な買い物を引き受けたり、サービス内容に含まれないことを行ったりすると、後からトラブルへ発展する可能性があります。

できないことを冷たく断るのではなく、「事業所の決まりで受け取ることができません」「一度、サービス提供責任者に確認します」と丁寧に説明することが必要です。

信頼関係とは、何でも引き受けることではありません。ルールを守りながら、誠実に対応することによって、本当の安心感が生まれます。

プライバシーに配慮した会話

訪問介護員は、利用者の病気、家族関係、経済状況、生活習慣など、非常に個人的な情報に触れる機会があります。

仕事を通じて知った情報を、家族や友人へ話すことはできません。たとえ利用者の名前を出さなくても、地域や状況から本人が特定される可能性があるため注意が必要です🔐

また、利用者の家族であっても、本人が知られたくない情報を無断で伝えてよいとは限りません。

情報共有が必要な場合は、事業所内のルールに従い、適切な相手へ必要な内容だけを伝えます。

利用者が安心して生活を任せられるように、秘密を守ることも重要なコミュニケーションスキルの一つです。

言いにくいことを丁寧に伝える力

訪問介護では、利用者の希望に応えられない場面や、安全のために注意を伝えなければならない場面があります。

例えば、転倒の危険があるため歩行方法を見直してほしい場合や、賞味期限が切れた食品を処分する必要がある場合などです。

命令するように伝えると、利用者は自分の生活を否定されたと感じることがあります。

「危ないのでやめてください」だけでなく、「転んでしまうと心配なので、こちらの方法を試してみませんか」と提案する形で伝えることが大切です。

利用者には、自分の生活を自分で決める権利があります。

訪問介護員は、安全上のリスクを説明したうえで、利用者が納得できる選択肢を一緒に考えます。

まとめ

訪問介護におけるコミュニケーションは、楽しく会話をするだけのものではありません。

利用者の言葉を丁寧に聴き、表情や動作から体調の変化を読み取り、不安や希望を理解するための専門的なスキルです。

利用者のペースに合わせる、否定せずに受け止める、分かりやすい言葉で説明する、適切な距離感を保つといった一つひとつの対応が、信頼関係につながります。

訪問介護員の温かい声かけや丁寧な姿勢は、利用者が自宅で安心して暮らし続けるための大きな支えになります。

介護技術だけでなく、人と向き合う力を磨き続けることが、質の高い訪問介護サービスを実現するために欠かせないのです🤝✨

【高次脳機能障害への支援体制について】

当事業所では、高次脳機能障害支援者養成研修を修了した
常勤の相談支援専門員を配置しています。

今年も年越しイベント開催します。

いつもご参加くださりありがとうございます😊
今回お知らせさせて頂くイベントは、年越しイベントとなります。

京都府南丹市美山町にある古民家を一棟借りれることになったので、
そこで、蟹鍋でもつつきながらのんびりまったり集まりませんか?

以下詳細になります。

日時
2025年12月31日13時~2026年1月1日15:00くらいまで

場所
京都府南丹市美山町にある美山楽舎にて、みんなで一緒に年越しをします✨
参加費(宿泊費含む)
大人(中学生以上):17000円(宿泊費、食事代、送迎代込み)
幼児~小学生  :6000円(宿泊費、食事代、送迎代込み)

メニュー
夕  飯:カニ鍋 〆雑炊
年越し食:うどんorそば
朝ごはん:おもち おせち

アクセス
京都参院選本線日吉駅よりバスで【バス停大内】にて徒歩7分
希望あれば乗り合わせ可能

住所
〒601-0724京都府南丹市美山町内久保保瀬頭1
https://yahoo.jp/mqxjCN

 

お気軽にお問い合わせください。

06-6625-8356

山本まで(^^)/

開業祝い頂きました

今回朗読グループ『このゆびとまれ』様より、開業祝いのお花プレゼントしていただきました。

このゆびとまれの皆様本当にありがとうございます。

 

ホームページを公開いたしました。

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今後ともよろしくお願いいたします。