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Looser’ Spositive&activeのよもやま話~“段取り8割”は本当?~

“段取り8割”は本当?

 

「仕事は段取り8割」という言葉があります。

建設業や製造業でよく聞かれる言葉ですが、訪問介護にも通じる部分があります。

もちろん、介護の80%が準備だけという意味ではありません。

訪問介護では、ご利用者様の体調や気持ちによって、その日の状況が変わることもあります。

だからこそ、事前に整えられる部分はしっかり整え、訪問したときには目の前の方に合わせて柔軟に対応することが大切です。✅

今回は、訪問介護における“段取り”について考えてみます。

★ 前回の記録を確認するところから始まる

訪問前に確認したいのが、前回の記録です。

どのような支援を行ったのか。

ご利用者様の様子に変化はなかったか。

次回確認したいことはないか。

こうした内容を事前に確認することで、継続した支援につながります。✅

何も見ずに訪問してしまうと、前回の内容を把握できておらず、同じことを何度も確認することになる場合があります。

「前回はこうでしたが、今日はどうですか?」と自然につなげられることも、信頼関係を築く上では大切です。

☆ その日の支援内容を整理する

訪問前には、その日に行う支援内容を確認します。

掃除や洗濯などの生活援助なのか。

食事や排泄、入浴などの身体介護なのか。

どのくらいの時間が必要なのか。

こうした内容を把握しておくことで、訪問後も落ち着いて動きやすくなります。✅

ただし、決められた内容だけを進めれば良いわけではありません。

ご利用者様の体調や様子を確認しながら、必要に応じて報告や相談を行うことも大切です。

段取りとは、予定を固定することではなく、状況に合わせられる余裕をつくることです。

★ 移動時間も含めて予定を考える

訪問介護では、利用者様のご自宅を移動しながら仕事をします。

そのため、訪問時間だけでなく、移動時間も大切です。

道路が混んでいる日や、天候が悪い日には、いつもより移動に時間がかかることがあります。☔

予定を詰め込みすぎると、一つの遅れがその後すべてに影響する可能性があります。

だからこそ、できる範囲で余裕を持ったスケジュールを考えることが重要です。✅

移動も含めて一つの仕事として考えることが大切です。

☆ 必要な持ち物を準備する

訪問先に到着してから、必要なものがないことに気づくと慌ててしまいます。

そのため、出発前に持ち物を確認することが重要です。✅

記録に必要なもの。

連絡用の端末。

その日の業務に必要なもの。

訪問内容に合わせて準備しておけば、現地でもスムーズに仕事へ入れます。

毎日持ち歩くものについては定位置を決めておくと、確認もしやすくなります。

★ ご利用者様の生活リズムを考える

訪問介護では、支援する側の都合だけで仕事を進めることはできません。

ご利用者様にも生活のリズムがあります。

食事の時間。

起床や就寝の時間。

日中の過ごし方。

その方の暮らしに合わせて訪問することが大切です。☺

同じ支援でも、タイミングによって受け取り方が変わることがあります。

だからこそ、その方の生活全体を考えながら支援内容を組み立てることが重要です。

☆ 時間配分を考える

訪問時間には限りがあります。

だからこそ、「何から始めるか」をある程度考えておくことが大切です。

例えば、調理と掃除を行う場合、先にどちらを進めるとスムーズなのか。

ご利用者様の希望を確認しながら、時間の使い方を考えます。✅

ただし、時間内にすべて終わらせることだけが目的ではありません。

ご利用者様と必要な会話をすることや、様子を確認することも大切です。

作業だけを急ぎすぎないことも、訪問介護では重要です。

★ “もしも”に備えておく

訪問介護では、訪問したときにいつもと様子が違うこともあります。

元気がない。

普段より動きにくそう。

話している内容がいつもと違う。

こうした変化に気づくことがあります。⚠

だからこそ、何か気になることがあったときに「誰へ連絡するのか」「どのように報告するのか」を把握しておくことが大切です。☎

その場になってから連絡先を探すより、基本的な流れを理解しておいた方が落ち着いて対応できます。

段取りは、予定外のことに備えるためにも必要です。

☆ 記録する時間も予定に入れる

訪問介護では、支援が終わった後に記録を行います。

しかし、訪問だけをぎっしり詰め込むと、記録を後回しにしてしまいがちです。

そこで、記録も仕事の一部として考えることが大切です。✅

その日の内容を早めに整理することで、細かな変化も残しやすくなります。

さらに、次のスタッフが確認しやすい記録を残すことで、支援のつながりも良くなります。

訪問して終わりではなく、記録まで含めて一つの仕事です。

★ スタッフ同士で情報をそろえる

複数のスタッフでご利用者様を担当する場合には、情報共有が重要です。

一人だけが大切な変化を知っていても、次に訪問する人へ伝わっていなければ支援がつながりません。

だからこそ、必要な情報はチームで共有しておくことが大切です。➡

最近の様子。

気になった変化。

次回確認したいこと。

こうした情報をそろえることで、誰が訪問しても状況を理解しやすくなります。✅

☆ 休憩も段取りの一部

訪問介護では、移動と支援を繰り返すため、想像以上に疲れることもあります。

休憩を取らずに働き続けると、集中力が低下することがあります。

だからこそ、無理なく働くためには休憩時間も大切です。☕

忙しいからこそ、少し身体を休める。

水分を取る。

気持ちを切り替える。

こうした時間が、次の訪問に丁寧に向き合うための余裕につながります。✅

★ 準備が整うと“見る余裕”が生まれる

段取りが悪いと、訪問中にも「次の時間に間に合うかな」「記録がたまっている」と別のことが気になりやすくなります。

すると、ご利用者様の小さな変化に気づきにくくなることもあります。

一方で、予定や情報が整理されていれば、目の前の方に集中しやすくなります。✅

いつもより表情が違う。

動きが少しゆっくりしている。

食事量が変わっている。

こうした小さな変化を見る余裕も、段取りによって生まれます。

⭐ “段取り8割”はその人に向き合うための準備

訪問介護における段取りは、仕事を早く終わらせるためだけのものではありません。

訪問前に情報を確認し、必要なものを準備し、無理のないスケジュールを組み、チームで情報を共有する。

こうした準備が整っているからこそ、ご利用者様のもとでは落ち着いて支援できます。✅

大切なのは、段取り通りに進めることではありません。

段取りを整えた上で、その日のご利用者様に合わせて柔軟に関わることです。

私たちも日々の準備を大切にしながら、一人ひとりの暮らしに寄り添った訪問介護を積み重ねていきます。✨